日本の長い歴史の中で
守り伝えられてきた文化遺産。
あなたが今まで見て触れてきたモノは
その魅力のほんの一部でしか
ないかもしれません。
複雑で難解。だけど理解すると楽しくなる。
JORURIJI LENSは、
文化遺産にフォーカスを当て
新たな発見や魅力を提供していきます。
聖地 南山城当尾の里
京都府と奈良県の府県境の丘陵部に位置する浄瑠璃寺。この一帯は古来より、興福寺や東大寺など南都大寺院の聖地として大寺の僧が世俗の喧騒を離れ修養、研鑽のため出入りした地域です。当尾の地名は、かつて三重塔や十三重石塔、五輪塔が尾根をなして林立していたことから「塔尾」と呼ばれたことによると伝わります。現在でも付近には石仏群や随願寺跡地等が点在し、集落や里山、山林等を含む自然環境と共に歴史的な環境を形成しています。
